沖縄市の沖縄アリーナで開催中のFIBAバスケットボールワールドカップ2023は2日、順位決定リーグO組の最終戦があり、日本代表はカボベルデに80-71で勝利し、アジア最上位に与えられるパリ五輪への切符を手にした。自力での五輪出場は1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりとなる。日本は1次リーグからの通算成績を3勝2敗とし、W杯としては、史上初の勝ち越しを果たした。
日本はO組で1位となり、最終順位は他組の試合結果や、得失点差などを踏まえ、17~20位の間で確定する。今大会でアジア勢の出場6カ国のうち、3勝は日本のみとなり、アジア最上位となることが決まった。
日本は1クオーター(1Q)で最大8点のリードを許したが、2Qの序盤にジョシュ・ホーキンソンや河村勇輝のスリーポイントなどで逆転。フォワードの富永啓生が試合を通して6本のスリーポイントを沈めるなど、22得点と大爆発。4Qは残り3分38秒で5点差まで縮められたが、最後はゴール下での守りを固め、逆転は許さなかった。
沖縄アリーナには日本の最終戦を応援しようと、7374人の満員の観客が声援を送った。奥武山公園のファンゾーン、沖縄市、北谷町のパブリックンビューイング会場にも多くの人が訪れ、勝利の瞬間を見守った。
今大会は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催。日本会場の沖縄アリーナでの試合は3日が最終日となる。同日は2次リーグK組のオーストラリア―ジョージア、ドイツ―スロベニアの2試合が行われる。