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那覇空港にプライベートジェット専用ラウンジ 保安検査場やCIQ共用カウンター 富裕層の誘客に期待


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旅客ターミナルビル国際線エリア1階にオープンしたプレミアムゲートラウンジ=5日、那覇空港

那覇空港ビルディング(NABCO)は1日、那覇空港旅客ターミナルビル国際線エリア1階にプライベートジェット専用のプレミアムゲート(PG)ラウンジをオープンした。CIQ(税関・入国管理・検疫)手続きなどが専用ラウンジで円滑に実施できるため、富裕層の誘客に期待がかかる。

PGラウンジの面積は約182平方メートルで、CIQ共用カウンターや専用保安検査場、待合スペース、お手洗い、2台の専用駐車スペースを備える。ラウンジ内には飲み物や軽食を用意する。

那覇空港でのプライベートジェットの離発着は、新型コロナウイルス拡大前の2019年度は97便で、23年度は8月31日時点で36便だという。

これまではプライベートジェットの利用客も一般客と同じ保安検査レーンに並ぶ必要があったが、専用ラウンジは貸し切りのため、プライバシーも保護される。国内では他に、羽田、成田、関空、中部、鹿児島空港が専用ラウンジを設置している。

5日のお披露目会でNABCOの平敷達也専務は「ランの花に囲まれながら、到着から出発まで美しい沖縄を楽しめる。那覇空港の認知度向上に努め、沖縄の観光消費額に貢献したい」とあいさつした。

使用料は出発、到着それぞれ1便当たり国内線は16万5千万円、国際線は22万円。使用可能時間は午前6時~午後10時。

(與那覇智早)