大宜味村で天然繊維抽出機を用いたパイナップル葉繊維を製造するなど第6次産業を展開するフードリボンがこのほど、新商品「葉っぱを捨てないパイナップルジャム」の販売を開始した。規格外で出荷できないパイナップルを買い取り、ジャムに加工した。同社はパイナップルの葉から抽出した繊維を活用してストローやスプーンを製造しており、「規格外のパイナップルの実をどうにか買い取れないか」との農家の声に応える形で新商品を開発した。
東村のふくしま農園、東物産、本部町の沖縄美ら島ファーム、そらうみ畑からゴールドバレル、ボゴールパイン、Nパインといった3種のパイナップルを集めた。8月の台風6号の影響で過熟してしまった規格外の実も含まれている。
同社の秋山美紀さんは「ジャムにすることで品種の違いやわずかな傷も気にせずおいしく食べられる。ソーダやヨーグルトに混ぜるなどさまざまな用途で試してほしい」と述べた。
那覇OPA内のコンセプトショップで購入できる。1300円(税込み)。
(普天間伊織)