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成年後見制度、手続きのデジタル化など意気込み 那覇家裁所長に就任の溝国氏


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那覇家庭裁判所長に着任し、会見に臨む溝国禎久所長=5日、那覇市樋川の同家裁

 那覇家庭裁判所長に7月27日に着任した溝国禎久所長(60)が5日、那覇市樋川の同家裁で着任会見を開いた。「利用者に質の高いサービスを提供できるよう、職員らをサポートし皆の期待に応えていきたい」と意気込んだ。

 成年後見制度で、家庭裁判所など関係機関同士の調整を担う「中核機関」の設置が県内自治体で低調なことに触れ、「協力は何でもさせてもらう」と自治体を支援する考えも示した。また裁判所手続きのデジタル化が進んでいるとして「円滑、適切に導入できるよう準備したい」と強調。少年犯罪については「少年の家庭状況などを調査し、立ち直るための提言をして支援していきたい」と述べた。

 山口県出身で京都大卒。在学中の1989年に司法試験に合格し、92年に判事補。前任は福岡地方・家庭裁判所小倉支部長。
 (金良孝矢)