文化の振興に貢献した2015年度県文化功労者の表彰式が26日午前、県庁で催された。読谷村の高志保馬舞保存会と15個人に表彰状が手渡された。被表彰者は喜びをかみしめ、文化の継承と発展へ決意を新たにした。
被表彰者を代表して、空手・古武術で表彰された宮城驍(たけし)さんは「戦争で焦土と化した沖縄で文化が復興の原動力となった。われわれは各分野で継承、発展に努力してきた。受賞は素直にうれしい。関係者の皆さまに感謝する」と述べた。
高志保馬舞保存会の山城透会長は「馬舞を創造し継承してきた先人に感謝する。地域の宝を後輩に継承できるよう精進する」と述べた。
県文化観光スポーツ部の前田光幸部長は、翁長雄志知事の式辞を代読し「文化芸術は県民の心のよりどころであり、沖縄の発展に欠かせない。今後もお力添えをお願いしたい」とあいさつした。
【琉球新報電子版】