英ひなこさん(沖尚中2年)が全国優勝 中学英語弁論大会


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 高円宮杯第67回全日本中学校英語弁論大会が27日、東京千代田区のよみうり大手町ホールで開かれ、県代表で沖縄尚学中学2年の英(はなふさ)ひなこさん(13)が1位に輝いた。同大会で県勢が優勝するのは2008年以来7年ぶり。

 英さんは「The Perfect Smartphone」と題し、理想のスマートフォン(多機能型携帯電話)について語った。5分間のスピーチでは、運転中にスマートフォンを利用していたことが原因で死亡事故も発生していることを紹介し、「持ち主が悪い使い方をした場合は注意する機能を付けたらどうか」と、タイトルの「ザ・パーフェクト スマートフォン」にふさわしい「理想」のスマホを提案した。
 さらに、問題の本質はスマホの普及が広がったことではなく、使い手である人間の意識だとし、スマホを正しく使うようにする人間の意識を変えないといけないと訴えた。
 日ごろ教師から、ただ原稿を覚えて話すのではなく、自分の感情を込めるようにと指導されてきた。本番でも「語り掛けるような姿勢と表情を意識した」と振り返る。
 日本一について「皆から『できる』と応援してもらってきたが、まさか本当になれるとは思わなかった」と語り、将来は「日本と外国の懸け橋になるような仕事に就きたい」と声を弾ませた。県内からは興南中3年の金城萌音さんも7位入賞した。