米カリフォルニア州ロサンゼルスにある日本人街「リトルトーキョー」で開催される日系最大のイベント、「二世週祭」の実行委員会(テリー・ハラ実行委員長)は7日、「過去・現在・未来」をテーマに、運営資金集めを兼ねた着物のファッションショーを全米日系人博物館で催した。
県出身者の着物スタイリスト・デザイナーの押元末子さん(54)がプロデュースした衣装を、俳優や門下生らが身を包み披露した。斬新で華やかさに包まれ、大変好評であった。
押元さんは北中城村出身。独創的な作品を発表し、国際的に活躍、雑誌や映画、テレビなど多くのメディアで取り上げられている。ミスユニバース日本代表が着る民族衣装を3年連続手掛け、来年度の日本代表の衣装デザインも担当することが決まっている。
ショーの過去の部では時代劇映画「無頼」の侍と芸者が着用した衣装を紹介。現在の部ではモダン歌舞伎コスチュームと、ヒップホップと着物のコラボ。未来の部では押元さんがことし立ち上げたブランド「SUEKO」から作品を紹介した。
着物ショーに加え、ヴィンテージ・ドレスが紹介され、歴代の二世週祭女王と王女ら総勢30人がモデルを務めた。
2014年の女王、トリー西中レオンさんが粋な洋装と帽子をかぶって登場、観客の注目を集めた。(当銘貞夫通信員)