日高さん(琉大3年)優勝 夢発表会、県内学生が企画


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 若者の未来を切り開くきっかけをつくろうと、県内大学生が企画・運営するイベント「ムーブメント2015」(共同代表=名桜大3年・儀間勇樹さん、琉球大3年・嘉陽宗一郎さん)が11月15日、宜野湾市民会館で開かれた。

 社会の第一線で活躍する6人が講演したほか、夢の実現を後押しする「賞品」がもらえるプレゼンテーション大会を開催。予選を勝ち抜いた3人が発表し、琉大3年の日高春奈さん(20)が優勝した。1200枚の前売り券は完売し、会場は多くの学生でにぎわった。
 日高さんは「ラート競技」の魅力について発表した。ラートとは平行に固定された直径約2メートルある二つの鉄製リングを中に入った選手が操作、回転させて演技する競技。日高さんは(1)ラートを五輪競技にする(2)ラート教室をつくる-との夢を掲げ、実現のためには世界選手権で入賞する経験が必須だとして、自分用のラートを購入したいと熱弁、会場からの投票で優勝した。日高さんにはラートが贈られる予定。
 講演では、国際教育支援NGO「e-Education」創業者の税所篤快さんやTABIPPOの清水直哉社長らが起業のきっかけや仕事観を語った。

夢プレゼン大会に出場した3人。中央が優勝した日高春奈さん=11月15日、宜野湾市民会館