開邦、球陽中、倍率10倍の狭き門 中高一貫進学校で初試験


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試験開始に備える受験生ら=13日午前、南風原町の県立開邦中学

 県外難関大学への進学率向上を目指し2016年4月に県立中高一貫校として開校する県立開邦中学校(南風原町)、同球陽中学校(沖縄市)の初めての入学試験が13日、各学校で実施された。大きな混乱もなく同日中に全日程を終了した。合否結果は16年1月12日までに受験者全員に文書で通知される。

 試験は国語、社会、算数、理科に関する内容を教科横断的に出題した適性検査のほか、学校独自検査、5分程度の面接が行われた。定員はともに40人。当日の受験者数は開邦中が477人(男子231人、女子246人)倍率11・93倍。球陽中は383人(男子167人、女子216人)倍率9・58倍だった。
 同日、07年に開校したうるま市の県立与勝緑が丘中学校の入試も実施され、定員80人に対し177人(男子97人、女子80人)が受験、倍率は2・21倍だった。