【アメリカ】ウチナーの情熱継ぐ フロリダ県人会、15年祝う


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 フロリダ沖縄県人会の創設15周年記念式典がこのほど、ミルトン市のサンタローザ講堂で行われた。フロリダ州の各地に加え、ニューヨークやシカゴ、カリフォルニア、モンタナ、ミシガンなど10以上の州から400人を超えるウチナーンチュらが記念祝賀に駆け付け、15周年を祝った。

 このほかミルトン市のW・メイズ市長やマイアミ日本領事館の青木啓志氏らも駆け付け祝辞を述べた。さらに岡庭健在マイアミ総領事と翁長雄志知事からの祝辞も寄せられた。
 フロリダ沖縄県人会設立は1990年代から、有志が小学校から大学で地域の文化活動として琉球舞踊やエイサーを披露・指導してきたのがきっかけ。この中で自然と声が上がり「2001年世界のウチナーンチュ大会参加」を目標に00年に正式発足した。会員は現在、40世帯ほどで、会長を務める首里秋子ダニエルズさん(73)=うるま市宮城島出身=と会長を支える保久村朝子モートンさん(64)=久米島町出身=は設立当初からのメンバーだ。
 日本領事を驚かせたウチナーの情熱とちむぐくるを受け継いで、来年は1世から2世へのバトンタッチの準備が進められている。既に2世の会長が内定しているという。来年の世界のウチナーンチュ大会開会時には大勢のメンバーで参加したいと夢を膨らませている。(比嘉良治通信員)