深刻ないじめすぐに調査を 県防止対策審議会が発足


この記事を書いた人 金城 美智子
県いじめ防止対策審議会でいじめ防止に関する意見交換を行う委員ら=16日午前10時半ごろ、県庁

 いじめ防止に関する調査・研究や、県立学校でいじめに関する重大事態が起こった際に調査する県いじめ防止対策審議会が16日午前、県庁で開かれた。委員への委嘱状の交付や県内のいじめに関する意見交換が行われた。審議会委員には大学教授や弁護士、警察OBなどが6人が就任した。沖縄国際大学の上田幸彦教授が会長が選出された。

 重大事態とはいじめによって児童生徒が自殺を企図したり、精神性の疾患を発症したりした事態を指す。これまでいじめの重大事態の調査をする常設機関は設置されていなかった。
【琉球新報電子版】