初動防疫で演習 県など、鳥インフル想定


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高病原性鳥インフルエンザの発生を想定し、初動防疫の対応を確認する職員ら=22日、糸満市の南部家畜市場

 県農林水産部と北部家畜保健衛生所は22日、高病原性鳥インフルエンザ発生を想定した防疫実働演習を糸満市の南部家畜市場で実施した。演習は県職員を中心に約50人の関係機関の職員が参加し、鳥インフルエンザの世界的な発生状況や2014年に被害があった山口県の対応などを学んだ。

 演習は、本島北部で17万羽を飼養する養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを想定。参加した職員らは、全身を防護服で覆い、鶏の確保や殺処分方法などを実施し、防疫体制の確立を目指した。
 島田勉県農林水産部長は「安心で安全な畜産物供給のためにも、初動防疫の徹底は重要な役割を担っている」と職員らを激励した。