【ペルー】懐メロで競演 日系歌手が熱唱 県人会主催


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 懐メロファン待望の「第22回懐メロ・歌の競演」が8日、ペルー沖縄県人会(アルトウーロ・ヤラ会長)の主催で6年ぶりに再開された。初夏の日差しが降り注ぐ中、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールには、開始時間前から多くの懐メロファンが詰め掛けた。

歌い終わった後、審査発表を待つ東西の出演歌手ら=県人会館・西銘順治大ホール

 34組のベテラン、新人日系歌手がそれぞれ東西に分かれて競った。
 最多出場のベテラン組はファン・ギブ「ごめんね」、ファン・アラカキ「玄海ブルース」、仲田幸弘「有楽町で会いましょう」と渋いメロディーを披露。新人はステファニィー・アラキ「長崎は今日も雨だった」、シズコ・コーラック「越冬ツバメ」、ルイス・ヒロタ「命与えて」を歌い上げ、会場は盛り上がった。
 今回は特に在ペルー日本大使館から株丹達也大使、JICAペルー事務所の江口雅之所長、三井物産リマ支社の新井健夫支社長らも出演し会場を盛り上げた。全員が歌い終わった後、東西引き分けの審査発表で3時間に及ぶ歌の競演が幕を閉じた。
(赤嶺光弘通信員)