【アルゼンチン】迫力のエイサー、大劇場で 琉球國祭り太鼓


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「島の鼓動」と名付けた公演を盛大に催した琉球國祭り太鼓亜国支部のメンバー=10月12日、ブエノスアイレス市のメトロポリタン劇場

 エイサー太鼓グループの琉球國祭り太鼓亜国支部がこのほど、ブエノスアイレス市のメトロポリタン劇場で「島の鼓動」と名付けた公演を盛大に催した。会場周辺にはミュージカル劇場が数多く並んでいるため南米の「ブロードウェイ」と知られている。800席のホールは2回公演とも満員だった。

 舞台には約200人の部員が舞台に登場した。空手の型や琉球舞踊の動きを取り入れ、力強い豪華なエイサーで観客を魅了した。「安里屋ユンタ」「島唄」「ミルクムナリ」「五穀豊穣」などの演目でショーは盛り上がった。フィナーレ曲「あっちゃめー」は部員らが太鼓をたたきながら客席までに広がって演奏し、公演を飾った。
 公演にはペルーの支部からも応援に駆け付けた。夢海渡太鼓、玉城流翔節会大庭キク琉舞道場による琉球舞踊、JIIUTEIによる三線もあり豪華なショーとなった。
 アルゼンチンの琉球國祭り太鼓は、1997~8年に母県沖縄から来亜した与那嶺昭さんが教えた。現在国内に3支部あり、部員は126人。非日系人も少なくない。現会長は沖縄婿の細川拓さん。
(大城リカルド通信員)