重い心臓病で米国での心臓移植を必要とする翁長希羽(のあ)ちゃん(1)が来年1月中旬に渡米できる見通しとなった。渡米後に検査を受け、ドナーが見つかるのを待つ。「のあちゃんを救う会」が28日、那覇市の同会事務局で会見を開き発表した。同会によると、過去の事例からみて移植手術は渡米後1~3カ月後になる見通し。術後の入院も含め希羽ちゃんと家族は約1年間、米国に滞在する予定。
会見した救う会の平良誠共同代表によると、県内外からの募金は年内で目標の3億2千万円に達する見込みとなった。希羽ちゃんの体調は安定しており、渡米に向け医療ビザの申請など準備を進めているという。
救う会によると、22日午後6時時点で集計した募金額は3億433万8462円。県内各地に設置する数百個の募金箱を回収し、1月5日に会見して最終的な募金額を公表する。