「島マス」卒塾生 舞台彩る 人脈生かし慈善イベント


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 【沖縄】市社会福祉協議会の地域人材育成塾「島マス記念塾」の卒塾生らが20日、ミュージックタウン音市場で慈善イベント「マスプロジェクト」を開いた。200人以上が訪れ、子どもたちのダンスやプロのライブを楽しんだ。収益金は市社協に寄付される。

 島マスさんは、戦災孤児や女性の救済に尽くし「沖縄福祉の母」と呼ばれた。同イベントは卒塾生らが「子どもと大人がつながる場所をつくり、地域を盛り上げたい」と企画した。
 卒塾生らの人脈を生かし、園児から高校生、プロのミュージシャンまでがステージを彩った。出店には市内の食料品店などで作られたソーセージや天ぷらを使ったコザドック、卒塾生手作りの雑貨などが販売された。
 幕開けは島マスさんも設立に関わった胡屋保育園の園児らが和太鼓を披露した。同園の本島愛菜ちゃん(6)は「大きなステージで緊張したけど、楽しくできた」と笑顔で話した。
 同イベント実行委員長の平良彰吾さん(39)は「保護者から、子どもにとって貴重な経験ができた、と言ってもらえた。来年も地域に貢献できる取り組みを考えたい」と話した。

出演者と一緒にダンスを披露する卒塾生ら=20日、沖縄市上地のミュージックタウン音市場