音楽通し、垣根越え 愛音楽祭 障がい者ら9組出演


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障がいのある人たちが運営・出演した「第5回愛音楽音楽祭」=2015年12月26日、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】障がいのある人たちが運営・出演する「第5回愛音楽(アネラ)音楽祭」(主催・NPO法人サポートセンターケントミ)が昨年12月26日、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催された。会場には数百人の観客が詰め掛け、健常者や障がい者の垣根を越えて盛り上がった。一生懸命に演奏する出演者に、温かい拍手と声援が送られた。

 「アネラ」はハワイ語で「天使」の意味になる。音楽を通した障がい者の社会参加を目指して、サポートセンターケントミが2014年から開催している。
 同日の音楽祭には、計9組の個人・団体が出演し、ピアノの弾き語りや三線、ハーモニカなどの演奏を披露した。
 最高賞「アネラ賞」は脊髄性筋萎縮症の車いすシンガー・謝花勇武さんがボーカルを務めるバンド「コンスタントグロウ」が受賞した。
 「ステイ・ウィズ・ミー」を歌った川井田千英子さんは「20年ぶりに音楽活動を再開した。子どもに頑張る姿を見せられて感激している」と目頭を熱くして話した。