琉舞衣装の逸品一堂に 那覇市伝統工芸館ギャラリー


この記事を書いた人 金城 美智子
名工が制作した衣装を紹介する「琉球舞踊衣装展覧会」=8日、那覇市牧志の市伝統工芸館ギャラリー

 琉球舞踊界の重鎮らの舞台衣装を紹介する「踊衣装の逸品に出会える 琉球舞踊衣装展覧会」(那覇市主催)が8日、那覇市牧志の市伝統工芸館ギャラリーで始まった。

 同展は那覇市が国の一括交付金を活用して2014年度から取り組む「市伝統工芸ブランド確立事業」の一環として実施。人間国宝の玉那覇有公氏ら名工が手掛け、宮城本流鳳乃会の宮城能鳳家元ら8人の琉球舞踊家が使用する衣装約20点を展示している。17日まで。入場無料。
 東京から観光で来県した五味恵さん(55)、桜介さん(19)さん親子は「とても素晴らしかった。次の世代にぜひ継承していってほしい」と感想を述べた。展示担当者の比嘉司さんは「伝統の技の詰まった匠(たくみ)の作品をぜひ鑑賞してほしい」と呼び掛けた。
 9日午後5時からはドナルド・キーン・センター柏崎学芸員の児玉絵里子さんのギャラリートーク「琉球舞踊と伝統衣装」もある。【琉球新報電子版】