【ペルー】沖縄音楽を披露 かりゆしの会が初公演


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 かりゆしの会(伊芸・エクトル会長)はこのほど、リマ市のペルー沖縄県人会館・西銘順治大ホールで、同会初のイベントとなる三線フェスティバル「なさき」を催した。会のメンバー47人と、琉球舞踊やエイサー、太鼓、地唄などゲスト70人が参加。4時間に及ぶショーに約550人の観客が沖縄音楽を堪能した。

かりゆしの会の初イベントとなる三線フェスティバル「なさき」=リマ市のペルー沖縄県人会館

 メンバー全員が参加する演目のほか、小グループに分かれての音楽演奏などが演奏された。ペルー国内の主要団体による踊りや、エイサーや太鼓を加えた多様なパフォーマンスが披露された。
 かりゆしの会は、リマ市を拠点に、沖縄音楽と三線の普及を目的に、昨年5月12日に設立された。会員らは主に沖縄県系の日系人が多く、4世までの他府県の日系人や現地のペルー人も参加している。
 メンバーを指導する伊芸会長(40)はペルー生まれの日系3世で、両親はともに宜野座村出身。三線歴は17年。県立芸術大学への県費留学などで三線を学んできた。野村流音楽協会・ペルー支部支部長として2013年の50周年記念事業に携わった。