宜野湾市長選きょう告示　佐喜真氏、志村氏一騎打ちへ

　【宜野湾市長選取材班】任期満了に伴う宜野湾市長選が１７日告示される。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設の是非を最大争点に、再選を目指す現職の佐喜真淳氏（５１）＝無所属・自民、公明推薦＝と、元県幹部で翁長県政与党の支援を受ける新人の志村恵一郎氏（６３）＝無所属＝が立候補を予定しており、一騎打ちとなる公算が大きい。両陣営は１７日午前、各選挙事務所周辺で出陣・出発式を開く。２４日の投開票に向けて本格的な選挙戦が幕を開ける。

　日米両政府が１９９６年４月に普天間飛行場の返還を合意してから２０年の節目の年に、７度目の市長選を迎える。
　２０１４年に辺野古移設反対を掲げて初当選した翁長雄志知事の誕生後、県内では初の市長選になる。
　普天間の辺野古移設をめぐり、移設推進の政府・与党から支援を受ける現職の佐喜真氏に対し、新基地建設反対を掲げて翁長知事を支える「オール沖縄」の枠組みから支援を受ける新人の志村氏が挑む構図になる見通し。
　普天間問題の行方を占う重大選挙に全国から注目が集まる。