「新たな歴史築いて」 中部農林高、70周年祝う


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創立70周年を迎え、多くの関係者が出席して開かれた中部農林高校の式典=10日、うるま市の同校

 【うるま】創立70周年を迎える中部農林高校で10日、記念式典と祝賀会が開かれた。在校生をはじめ、同窓生が多数出席し、母校の節目の年を祝った。与那嶺国彦校長は「諸先輩の築いた、輝かしい実績を引き継ぎ、新しいものに果敢に挑戦してほしい」と在校生へ呼び掛けた。

 同校は具志川村田場に1946年1月に沖縄文教学校農学部として設立した。これまで全日制課程1万4396人、定時制課程1161人の計1万5557人が卒業している。
 全日制の安慶名聖来生徒会長は「伝統を引き継ぎ、私たち在校生の力でより良い学校になるよう、全力で取り組んでいく」と決意を述べた。定時制生徒代表の松崎聖良さんは「先輩方の『不撓(とう)不屈』の精神を見習い、在校生が力を合わせてさらに発展させていく」と述べた。
 同窓会の眞榮城玄昌会長は「在校生の皆さんは創立70周年の節目に当たり、本校の輝かしい歴史を学び、自信と誇りを胸に新たな歴史を築いてほしい」と期待した。
 記念式典では、来賓の島袋俊夫うるま市長が「ますますの発展を祈念したい」と祝辞を述べた。