翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを国土交通相が執行停止したことの適否を審理していた国地方係争処理委員会が県の審査申し出を却下したことを受け、翁長知事は19日午後4時半、県庁で記者会見を開き、国を相手取って福岡高裁那覇支部に提訴することを発表した。翁長知事は「委員会は国交相の執行停止決定の違法性について実質的な判断をせずに却下決定に及んでいる。この点に不服があり、訴えるべきだと判断した」と述べた。
今後1~2週間で訴状を作成し、係争処理委の決定通知から30日以内と定められた提訴期限の2月3日までに提訴する。関係者によると、2月1~3日ごろの提訴が有力視されている。提訴されれば承認取り消しをめぐる国と県の裁判は3件となる。【琉球新報電子版】
英文へ→Governor Onaga announces a third lawsuit over Henoko land reclamation