琉球ホワイト即完売 伊江産小麦の発泡酒 予約、箱買い殺到


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「琉球ホワイト」を求めて来店する住民や予約に訪れる住民=27日、伊江村のプチショップマルイストアー

 【伊江】伊江島産の小麦を一部使用した発泡酒「琉球ホワイト」が26日、オリオンビール(嘉手苅義男社長)から発売され、地元の伊江島では店頭に並べられた直後から大きな反響を呼んでいる。買い求めた住民がSNSに投稿するなどして話題を集め、発売を待ち焦がれていた関係者らは喜びに沸いている。大きな経済効果も期待される。

 新商品の「琉球ホワイト」350ミリリットル缶は発売日の26日と翌27日にかけて村内にある同社代理店の阿波根商店、丸長商店、伊江売店の3店舗やコンビニ、Aコープゆいランド店などに入荷した。
 各店舗の店先には「琉球ホワイト」をPRするポスターが掲げられ、伊江島を訪れた観光客らにもPR。コンビニやAコープゆいランド店では店頭に並べられるとすぐに完売し、問い合わせが相次いだ。
 お酒専門店のプチショップマルイストアーには、ケース買いする人や予約が殺到。期間限定販売だけに、予約した人の中には県外に発送する人やお土産にしたいという人などからの対応に追われていた。
 同商品の樽(たる)生は、村内で伊江島産小麦を使った料理などを提供するレストラン「いーじまとぅんが」とホテル「YYYクラブイエリゾート」で味わえる。サーバーから注がれる味を食事と一緒に堪能しようと訪れた住民の姿もあり、来客数増加につながる期待も大きい。
 同村で民宿を営む新垣力さん(42)は同商品を購入し「まずは自分で味わってから宿泊客にも薦めたい。今すぐにでも飲みたいが、夜までお預けだ」と笑顔で話した。
(中川廣江通信員)