ペルー沖縄県人会の新年会が1月10日、リマ市の西銘順治大ホールで開かれた。日系各団体代表らが参加し、餅つきや申(さる)年男女への記念品贈呈など多彩なイベントで新年のスタートを盛り上げた。
新年会は、沖縄ペルー協会の比嘉憲太郎会長と在那覇ペルー共和国の呉屋守将名誉領事のあいさつで開会。ペルー沖縄子孫の祝福と繁栄を願い、ことしの「ペルー沖縄移民110周年記念」の成功を誓い合った。
式典は、沖縄県や市町村の元研修生OBOG会「キムタカ」の古典舞踊「かぎやで風」で幕開け。北中城村人会青年部によるダイナミック琉球やペルー舞踊のほか、琉球國祭り太鼓、ダンス学校による舞踊、三線演奏も加えた多様なパフォーマンスが披露された。
ペルー沖縄県人会のヤラ・アルトゥロ会長は「ことしは沖縄県人ペルー移住110周年記念祝典を迎える。初期の移住者の努力を忘れないため、若い世代に沖縄の文化や伝統を継承させていかなければならない」と述べた。
最後は参加者全員のカチャーシーで盛り上がり、幕を閉じた。
(コハツ・カリナ通信員)