東大、京大に2人合格 初の推薦特色入試


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 沖縄尚学高校(那覇市、名城政次郎理事長・校長)の3年生2人が、10日発表のあった東京大学、京都大学の推薦、特色入試に合格した。東大、京大とも2016年度入試から一般入試とは別に学力以外でも高い能力を求める推薦、特色入試を導入した。応募条件の厳しさから出願時点からハードルの高い入試として注目されていた。

 沖尚高校によると県内からの応募、合格者は同校の2人だけという。
 東京大学理科一類に合格したのは名幸瑛心(えいしん)さん。英検準1級、沖縄空手初段を有するほか国際交流や東日本大震災の被災地での支援活動にも継続的に取り組んだ。センター試験得点率は91%。
 京都大学経済学部には平井友加里さんが合格。英検1級、剣道4段のほか、数々の英語スピーチ大会で上位入賞した。センター試験得点率は85%だった。
 與座宏章教頭は「2人の合格は本当に名誉なこと。今後もグローバル社会に必要とされる人材を育てていきたい」と喜んだ。