NIE推進協 県教育庁に感謝 新聞コンクール全国表彰報告


この記事を書いた人 金城 美智子
諸見里明県教育長(手前左から2人目)を訪ねた山内彰氏(同左)、瀬底蘭さん(同3人目)ら=16日、県教育庁

 県NIE推進協議会の山内彰会長と潮平芳和琉球新報編集局長、武富和彦沖縄タイムス編集局長の両副会長が16日、県教育庁に諸見里明教育長を訪ね、教育に新聞を活用するNIE活動への支援が広がっているとして感謝し、教育行政とのさらなる連携を要望した。家族や友人と一緒に新聞を読んで話し合った感想や意見を募る「いっしょに読もう!新聞コンクール」(日本新聞協会主催)の小学生部門最優秀賞に選ばれた、北中城小6年の瀬底蘭さんも同席し、受賞を報告した。

 県教育庁は2013年度から県立総合教育センターの出前講座にNIEを導入しており、小中高・大学の教員や児童生徒らが受講している。
 山内会長は「NIEの効果で小学校では作文力や表現力が出てきた。同センターでのNIEアドバイザーの取り組みは全国に誇れるものだ」と評価した。
 諸見里教育長は「新聞は学習教材の宝庫だ。18歳(選挙権に関する)主権者教育は喫緊の課題で、新聞を活用した取り組みを学校にも強く訴えていきたい」と述べた。
 瀬底さんは「2年生でNIEの授業を受けてから新聞を読む楽しさに気付き、賞をいただけた。これからも新聞と向き合い親しんでいきたい」と語った。
【琉球新報電子版】