シュワブ内文化財を公開 土器や石器など 名護市教委


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の埋め立て予定地で見つかった(上)石器9点(下)土器と陶磁器など8点

 【名護】名護市教育委員会が19日、市民が主催する勉強会で、昨年10月に米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の埋め立て予定地で見つかった土器や石器、陶磁器などの文化財17点と、昨年2月に発見された碇石(いかりいし)を公開した。碇石は既に公開したが、土器などは初めて。

 土器など17点は昨年11月に文化財に認定された。八重山諸島の新城島で作られた「パナリ焼」とみられる土器もあった。
 市教委によると、埋め立て工事に伴い、仮設道路や作業ヤード予定地で実施している試掘調査では、調査予定の331カ所のうち、62カ所で調査が完了した。2月末で本年度の調査を終了し、調査成果を報告する予定としている。