国土交通相「承認されるものと考える」 辺野古新基地の設計変更


国土交通相「承認されるものと考える」 辺野古新基地の設計変更 閣議会見で辺野古新基地建設工事の政府方針についてコメントする斉藤鉄夫国土交通相=19日、国交省
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 【東京】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事の設計変更承認を巡る訴訟の最高裁判所判決で、県の敗訴が確定してから2週間が経過したことを受け、斉藤鉄夫国土交通相は19日の閣議後会見で、「先日の最高裁判決に沿って、是正の指示通り変更承認されるものと考えている」と述べた。

 斉藤氏は、記者団から県に代わって国交相が強制的に手続きを行う「代執行」に踏み切るかどうかについても問われたが、「コメントを差し控えさせていただきたい」と述べるにとどめた。

 記者団からは、政府による辺野古移設の推進に関して、玉城デニー知事が国連欧州本部の人権理事会で「民意に反する」などと演説したことについても受け止めを求める質問があった。

 斉藤氏は「知事の発言については国土交通大臣としてコメントすることは差し控える」とした上で、「いずれにしても先日の最高裁判決に沿って是正の指示通り速やかに変更承認されるものと考えている」と政府見解を繰り返した。
(安里洋輔)