新たなステージへ 県立高で卒業式1万3千人 陽明、最後の介護福祉科生も


この記事を書いた人 金城 美智子
3年間の思い出を胸に、卒業証書を受け取る生徒たち=1日午前10時半ごろ、浦添市大平の陽明高等学校体育館

 県立高校に通う生徒1万3482人は1日、各校で卒業式を迎え、人生の新たなステージに旅立った。全日制1万3181人、定時制151人、通信制150人が卒業した。2015年度の卒業生84人が小学校からの12年間皆出席を達成した。

 陽明高校(浦添市、比嘉正二校長)では同日午前10時ごろ、同校の体育館で卒業式を開き、比嘉校長が卒業生200人に卒業証書を手渡した。これまで470人を輩出し、県内外の介護福祉分野に貢献してきた介護福祉科の閉科式も開かれた。
 同科の比嘉晃希さんは閉科することに「寂しい気持ちはあるが、私たちに福祉の知識と技術、そして人と人とが関わり合うことの大切さを学ばせてくれた学科に深い感謝の念を感じている」と代表してあいさつした。