高校野球の第73回県秋季大会は1日、タピックスタジアム名護で準々決勝2試合があり、沖縄尚学と興南が勝って九州地区大会出場を決めた。春の選抜へつながる一歩を踏み出すことになり、応援に駆け付けた保護者や生徒らは肩を組んだり拍手したりして喜びを分かち合った。
沖尚投手で六回から登板した大城陽選手の父・正篤さん(56)は「九州出場を決められて良かった。総力戦で勝つことができて、守ってくれた守備陣に感謝。(息子には)『出るならいつも通り頑張ってきなさい』と声をかけた。九州、明治神宮、選抜と勝っていってほしい」と語った。
興南の応援団長を務める川満煌心(こうしん)さん(16)は最後まで声を張り上げ続けた。「ブラスバンドも会場に来てくれていた。チャンスで打てるよう派手な応援を意識した」と話した。7日の決勝について「全員でつなぐ野球で優勝してほしい」と期待した。
(砂川博範、名波一樹)