台風14号、あすにかけ非常に強い勢力で先島諸島に接近の恐れ(10月3日朝)


台風14号、あすにかけ非常に強い勢力で先島諸島に接近の恐れ(10月3日朝)
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 大型で強い台風14号は4日にかけて、非常に強い勢力で先島諸島に接近する見込みで、台風の進路によっては先島諸島では4~5日ごろに暴風になる恐れがあり、3日から大しけになる見込み。沖縄本島でも3~4日に大しけとなる見込みで、台風は比較的ゆっくりと進むため、高波や強風といった影響が長引く引く恐れがある。

 台風は2日午後6時現在、フィリピンの東の海上を15キロの速さで北西に進んでいる。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。台風の中心と南側には発達した雲域があり、海面水温が30度程度の海域を進むため、今後も発達する見込み。

 八重山地方では、台風の進路によっては4日は警報級の大雨になる恐れがある。沖縄気象台は高波や高潮、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも十分な注意を呼びかけている。

 沖縄旅客船協会によると、2日は石垣と竹富を結ぶ便や久高と安座真港を結ぶ便など計63便が欠航した。

(中村万里子)