県高校新人大会は23日、各地で5競技が行われた。ソフトボール男子決勝は読谷が23ー1の五回コールドで美里工を下し、8年連続23度目の優勝を果たした。女子決勝は浦添商が2ー1で北谷との接戦を制し、13年ぶり2度目の頂点をつかんだ。
吉川、同点弾に勝ち越し打 浦添商、13年ぶりの歓喜
浦添商が1点を争う熱戦を制して13年ぶりの頂点をつかんだ。決勝の相手は、優勝常連校の読谷やコザを破って勝ち上がってきた北谷。山本花和奈(かわな)主将は「初めての決勝でみんな緊張していた。チームの合言葉である笑耐夢(ショータイム)の通り、みんなで笑って耐えて勝つことができた」と感無量の様子だった。試合が動いたのは四回。北谷に1点を先制されたがその裏、吉川愛由梨(あゆり)の右越え本塁打で同点に。六回には先頭打者の山本が三塁打と好機をつくり、1死三塁となった場面で吉川が適時打を放って勝ち越しに成功した。吉川は「前の試合で打てなくて、みんなの声援に意地でも応えようと思っていた。練習していた外角高めの直球を捉えることができた」と躍動した。
マウンドでは金城優葉(ゆうわ)が好投。「高めを振らせてフライを打たせる狙いで攻めた。後半に疲れが出たが、捕手の吉川に『どんな球でも全部取るから思い切り投げて』と言われ、吹っ切れた」と信頼の深さで勝利につなげた。
山本は「序盤から自分たちのリズムで戦えるようにしたい。(九州は)まずは1回戦突破したい」と次を見据えた。
(大城三太)
県内敵なしの実力誇示 読谷
読谷が23―1の五回コールドで県内敵なしの実力を見せつけた。下地温夢(はるむ)が本塁打を含む3打数3安打4打点で打撃を引っ張った。
見据えるのは九州、全国で通用するチームづくり。眞榮田徹主将は「層が厚く、どの選手が出ても流れを途切れさせず得点できた」とうなずく。打撃の要の與那嶺賢太、玉城碧波(あおば)をそろえ、投手の與那嶺仁望(とむ)も安定感が光った。
チームの大きな特長は自ら行動する主体性だ。
江尻強監督は「何が足りないかを考え、練習メニューも自分たちで決めている。主将一人がチームを引っ張るというよりも、周りのみんなで支えながらいい雰囲気をつくっている」とこれからの成長に期待を込めた。
眞榮田主将は「九州で自分たちの実力がどの位置にあるのかを確かめて、全国で戦う実力をつけたい」と闘志を燃やした。
(大城三太)