琉球大学(大城肇学長)の卒業式と同大大学院の修了式が18日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。2015年度、琉球大学を巣立つのは1806人。大学生活や研究生活の思い出を胸に、家族や友人、恩師らが見守る中、人生の新たな出発点に立った。
この日は午後に沖縄国際大学や名桜大学、県立芸術大学でも卒業式が開かれる。
琉大の式では卒業生を代表し、医学部保健学科の大田一生(かずき)さんが「新たな環境に戸惑うことや、行く手に困難が待ち受けているかもしれないが、琉球大学で培った知識や向上心で何事にも勇気を持ってチャレンジしていく」と答辞を述べた。
大城学長は「みなさんは『自由平等、寛容平和』という琉球大学の建学の精神を持ってグローバルリーダーとして巣立っていく。社会的諸問題や矛盾に対して関心を持ち続け、地域社会や国際社会のために貢献できる人になってもらいたい」と激励した。【琉球新報電子版】