【杭州共同】杭州アジアパラ大会第6日は27日、車いすテニスの男子シングルス決勝で小田凱人(東海理化)が真田卓(TOPPAN)に6―3、7―5で勝って金メダルに輝き、来年のパリ・パラリンピック出場権を獲得した。銅は三木拓也(トヨタ自動車)で日本勢がメダルを独占した。陸上男子400メートル(車いすT52)で上与那原寛和(SMBC日興証券)が銀、同走り幅跳び(義足・機能障害T64)で又吉康十(ZDCアスリート倶楽部)が銅メダルを手にした。
車いすバスケットボール男子決勝は日本が韓国に47―45で競り勝って金。ゴールボールは男女共に決勝で中国に敗れ、銀だった。
バドミントン男子シングルス(車いすWH2)は梶原大暉(日体大)が優勝した。競泳は男子50メートル自由形(運動機能障害S4)の鈴木孝幸(ゴールドウイン)同100メートルバタフライ(運動機能障害S10)の南井瑛翔(近大)同400メートル自由形(運動機能障害S9)の川渕大耀(宮前ドルフィン)、女子50メートルバタフライ(運動機能障害S7)の西田杏(シロ)が制した。200メートル個人メドレー(知的障害)は男子の山口尚秀(四国ガス)と女子の木下あいら(三菱商事)が金メダル。
自己新ならず残念
上与那原寛和の話 (陸上男子400メートル=車いすT52=2位)自己ベストを狙っていたので残念。自分より速い方が出てくれば第一線(での競技)はないと思うが、戦っていける限りは頑張る。若い選手を教えながら走れればいい。
記録に納得できず
又吉康十の話 (陸上男子走り幅跳び=義足・機能障害T64=3位)順位よりも記録に納得できていない。練習を積んでレベルアップしたい。
(共同通信)