県立那覇国際高校(仲宗根勝校長)の1年8組はこのほど、家庭で眠っている食品や余っている食品を集め、フードバンクなどの団体に寄付する活動「フードドライブ」に取り組んだ。那覇市上間のNPO法人フードバンクセカンドハーベスト沖縄(奥平智子(さとこ)代表理事)に託した。
クラスメートに協力を呼び掛けたのは戎野(えびすの)菜々さんと内間華夢(かのん)さん。2人は2018年の夏休みに同NPOを訪ね、食品の箱詰め作業やイベント会場でのフードドライブにボランティアで協力した。同NPOが食品ロスや貧困問題に取り組み、SDGs(持続可能な開発目標)に賛同して活動していることに意識を高めた。「困っている子どもたちに食品を届けたい」とクラスでフードドライブを提案した。
2人はSDGsの目標を挙げて「世界的に飢餓がなくなり全ての人が健康であってほしい」と語った。同校ボランティア部にも所属しており、今後は全校生徒に発信したいという。
奥平さんは「行動する若い世代の人たちに協力してもらい、うれしい」と感謝した。
(中川廣江通信員)