国交省が答弁書提出 係争委、県に反論書求める


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 【東京】名護市辺野古の新基地建設計画をめぐり、翁長雄志知事の埋め立て承認取り消し処分に対する国交相の「是正指示」の適否を審査する国地方係争処理委員会の要求を受け、国交省は29日、係争委に答弁書を提出した。係争委は同日、県に答弁書の副本を発送し、到着から5日以内に反論書を出すよう求めた。

 国交省によると、答弁書は県が是正指示を「違法な国の関与」だとして、係争委に審査を申し出たことに対する「反論」に当たるものだという。答弁書の内容は「係争委との間の文書」などとして公開していない。
 答弁書、反論書の提出は係争委の審査手続きに関する規則に定められている。