本島タクシー値上げ 初乗り560~660円


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤

 沖縄総合事務局は31日、沖縄本島地区のタクシー運賃を値上げすることを決定した。本島では消費税増税時の運賃改定を除き、2006年以来9年ぶりの値上げ。今後、同局が選定した事業者の原価計算などを審査し、初乗り運賃や加算額を決定する。早ければ7月中旬にも価格決定し、8月から適用される。事業者から申請のあった初乗り運賃は560~660円で、加算料金は80円で審査する。

 事業者が申請した運賃改定率は、9・08~29・29%。現行の小型、中型の区分を廃止し、新たに「普通車」に統一。現在の初乗り運賃「1・75キロまで小型車500円、中型車510円」を「1・75キロまで普通車560~660円」、初乗り分を超える運賃に加算される料金は小型車「349メートルごと60円」、中型車「353メートルごと70円」が、普通車「313~372メートルごと80円」で審査する。
 沖縄総合事務局が7月中旬ごろまで、運賃価格改定幅を審査し、価格が決定次第公示する。公示から30日後、運賃改定が適用される運びとなる。