伊江小6年生「笑顔でずっと一緒」 卒業記念の壁画に思い


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伊江小学校の外壁に壁画を完成させ、自分の名を刻んだ6年生=3月18日、伊江村立伊江小学校

 【伊江】伊江村立伊江小学校(山城祐市校長)の6年生は3月18日、卒業記念として同校の外壁に壁画を描いた。135期卒業の「135」の数字と自身で名前を書き入れて完成させた。壁画を描くのは15年以上前から続けられており、伝統になっている。

 背景の色は黄色。明るいクラスを象徴する色を選んだという6年生。「最高の仲間」を英訳した「We are the best team」と「笑顔」の文字を大きく描いた。
 保育所や幼稚園、1年生から6年生まで同じクラスで一緒に過ごした仲間。ずっと一緒に笑顔でいたいとの思いを「笑顔」に込め、未来に向かってスイスイ泳いで進んでいきたいとの思いはカメで表現した。
 6年生は夏休み明けにそろいのクラスTシャツを作り、Tシャツの背にプリントした「笑顔」と同じ文字を壁にも描いた。
 127期、130期、133期の兄や姉の名に続き名を刻んだ4人きょうだいの末っ子の宮里桃子さんは、「伊江小には歴史があるとあらためて思った。みんなとけんかしたり、怒ったり、笑ったり、担任の座波忍先生に反抗したりしたことを思い出しながら壁に描いた。ずっと友達」と卒業する思いを話した。
(中川廣江通信員)