社会

基地の真実発信へ 誤解解き、反証実践 沖国大で講座

沖縄の基地に関する誤解やよく聞くうわさに反証するワークショップ=3日、沖縄国際大学

 大学教授やジャーナリストら有識者でつくる「沖縄米軍基地問題検証プロジェクト」は3日、沖縄の基地に関する誤解に反証するワークショップの第1回を沖縄国際大学で開催した。インターネット上で出回るうわさを拭い去り、真実に基づく情報を発信できる人を増やすことが目的。学生や主婦ら約30人が参加した。

 参加者は「基地反対運動の参加者は日当をもらっている」「沖縄に基地がないと、中国の脅威にさらされる」など、よく聞くうわさを出し合った。その後主催者が発行した冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」を使い、どのように反証できるかを議論した。また、実際に無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い、反証するシミュレーションを行った。
 講師の島袋純琉球大教授は「辺野古基金を資金に日当が出ている」とのうわさに対して「同基金は会計報告で寄付金の使い道を明らかにしている」と反証した。
 また「中国は南沙諸島を占領した。米軍がいなくなれば尖閣諸島が占領される」といううわさにも反証した。島袋教授は「米軍のフィリピン撤退後、中国が新たに支配したのは、他国が実効支配していない岩礁だ。フィリピンの実効支配下にあった南沙諸島の島を中国に奪われた事実はない」と述べた。
 ワークショップの第2回は、4月24日を予定している。場所は未定。問い合わせは沖縄米軍基地問題検証プロジェクト(メール)okirumor2016@gmail.com