常に疑問を持て 大城学長、1930人を激励 琉大・大学院入学式


この記事を書いた人 金城 美智子
琉球大の入学式で新入学部生を代表して宣誓する金城れいなさん=5日午前10時半ごろ、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 琉球大学・大学院の入学式が5日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターであった。学部生1629人のほか法務研究科(法科大学院)8人や、新設された教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)15人を含む合計1930人が志を新たにした。

 新入生の宣誓では、学部生は法文学部の金城れいなさんが「学業に励み人間性を豊かにする」、大学院は保健学研究科の勝野智香子さんが「学術を探究し、その深奥をきわめるべく精進する」と決意を読み上げた。
 大城肇学長は「大学は学び方を学ぶところ」とした上で、在沖米軍基地や子どもの貧困、東日本大震災からの復興や原発稼働など広く現代の問題を挙げ「主体的に関わり、疑問を徹底的に追求することで自分なりの解答を見つけ出せる」とし、積極的に挑戦することを期待した。
 会場には例年通り日の丸も君が代もなく、学内の吹奏楽部、アカデミック合唱団が「琉球大学の歌」などを響かせた。
【琉球新報電子版】