米統治下初の公選主席で、復帰後最初の知事を務めた屋良朝苗氏(1902~97年)の生涯を描いた創作劇「屋良朝苗物語-一条の光を求めて」が復帰44年を前にした5月14日、那覇市民会館で再演される。中高生が出演して昨年12月に読谷村で初演されたが、主催した屋良朝苗顕彰事業推進期成会(会長・山内徳信元参院議員)に各方面から再演を求める声が寄せられていた。
山内氏や仲村守和元県教育長、演出の平田大一さん、主演の知花杏樹さん(球陽高3年)らが5日、琉球新報社を訪れ、来場を呼び掛けた。
知花さんは「初演では私自身も感動を与えてもらった。屋良朝苗と復帰についてさらに考えてもらえる舞台にしたい」と話した。
那覇市民会館大ホールで14日午前10時半、午後2時の2回公演。入場料は大人2千円、中学生以下千円。問い合わせは事務局(電話)098(996)4108。