特A売上高11・4%増 14年11月~15年10月 帝国データバンク


この記事を書いた人 松永 勝利

 帝国データバンク沖縄支店は7日、県内の格付け最上級の特A建設業者の売上高ランキングを発表した。2014年11月期~15年10月期決算を集計した。上位104社の売上高総計は前期比11・4%(300億8400万円)増の2941億7800万円と伸びを見せ、公共、民間工事ともに好調な受注環境を反映した。
 一方で、資材価格の高騰や労賃上昇、人手不足による工期遅れといった費用が膨らむ要因もあり、見積もり後に想定以上に経費がかさんで利幅が縮小する事例も多かった。こうした背景から赤字決算となった業者数が前期より10社多い16社となり、赤字額の合計も前期より4億8399万円多い7億457万円だった。
 業者別では国場組が売上高329億9千万円(前期比44・3%増)で首位。2位は沖電工で158億4400万円(0・1%減)、3位は屋部土建で113億1900万円(10・5%増)と続いた。【琉球新報電子版】