ゴルフのISPSハンダ第7回全国中学校・高校選抜マッチプレー選手権大会最終日は30日、名護市のカヌチャゴルフコース(男子6725ヤード、パー72)で決勝と順位決定戦が行われた。男子の東恩納昊貴(普天間中3年)は7~8位決定戦で村井啓矩(成城学園高)に4アンド2で勝利して7位になった。
7~8位決定戦に臨んだ東恩納昊貴(普天間中)は、インスタートの15番でTショットをまっすぐに飛ばし、アプローチで多少のぶれはあったものの、ピン横3メートルのパターを入れてバーディーに。ほとんどのティーショットをフェアウエーに乗せ、多くのホールでパーセーブできたこの日を象徴するような、安定感のあるプレーだった。
前日の後半からティーショットが安定し「この感覚でいけば今日は何とかなるだろう」と感じていた。17番から3番連続でアップして優位に立つと、ミスでダウンするホールもあったが「まだまだ(気持ちに)余裕があった」とプレーに集中。7番のアップで2ホールを残した状態で勝利を確定させた。
小学1年からゴルフを始め、昨年の全国中学校選手権と今年の九州ジュニア選手権で優勝した若手のホープ。今大会では中学生で唯一8強入りし、高校生相手に手応えをつかんだ様子だ。「一つでも多く勝ちたい」と昨年大会より順位を一つ上げた。
体力強化が実を結び、スイングのぶれが減ってティーショットが安定した。一方でアプローチのぶれを課題に据える。「すごくいいプレーができた。この感覚を忘れないうちに練習したい」とさらなる飛躍を期す。
(古川峻)