コザ信金、県外信金と連携し観光誘致 東京からは300人


この記事を書いた人 金城 美智子
沖縄に到着した東京東信用金庫と取引先などの観光客ら=11日午前、那覇空港

 コザ信用金庫(上間義正理事長)が県外の信金と連携して、県内へ観光客を誘致する取り組みを進めている。11日には東京東信用金庫(ひがしん、澁谷哲一理事長)が、約70人の観光客を連れて来訪した。19日までに4班、計約300人が来県する計画だ。

 11日に訪れたのは、ひがしんの取引先などがメーンだ。2泊3日の日程で平和祈念公園や沖縄美ら海水族館、沖縄ハム・黒糖工場などを巡る。
 ひがしんの澁谷理事長は「コザ信金と親しくしており、沖縄本島を観光先に選んだ。琉球の伝統文化や戦争の歴史などツアー参加者にいろんなことが感じてもらえると思う」と語った。
 コザ信金は2013年、沖縄市の助成金を活用してひがしんも含めた全国各地の信金関係者を沖縄に招いてモニターツアーを実施した。これまでに富山や岡山の信金が団体旅行で沖縄を訪れているという。
 コザ信金の池原秀樹営業推進部長は「13年から取り組んできた成果が出てきた。今後も信金同士のつながりを深め、地域の観光発展に貢献したい」と意気込みを語った。【琉球新報電子版】