【宜野湾】米軍普天間飛行場の返還合意から20年を迎える12日を前に、同飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は11日、市役所で記者会見を開いた。「市民の悲願である普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還を必ず実現させるため、あらゆる方策を検討したい」と訴えた。
佐喜真市長は返還が実現されていない現状に「返還合意の原点がないがしろにされていると言わざるを得ず、極めて遺憾だ」と述べた。その上で日米両政府に対し、「一日でも早い返還と、返還までの危険性除去と負担軽減を早急に実現するよう強く求める」と語った。
4月下旬に予定する訪米要請についても触れ、「固定化阻止に向け、市民の生の声を届けたい」と話した。
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