【アメリカ】珠算で日米交流 浦添の宮城学校、大会参加


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アメリカ珠算教育連盟主催の珠算大会に出場した子どもたち=2日、米国・カリフォルニア州トーランス市

 カリフォルニア州トーランスのミヤコ・ハイブリッドホテルで2日、日米国際交流珠算大会(アメリカ珠算教育連盟主催)が開催された。参加者は米国側50人、日本側が52人で、幼稚園児から中学生まで珠算、暗算で優秀な子どもたちが参加した。多くは小学生が主流で日本からの参加者は主に浦添市の宮城珠算学校の生徒だった。

 学年別に5グループに分かれて競技が行われ、総合競技、読上予選、読上暗算、読上決勝、グランプリ、フラッシュ暗算が行われた。
 読み上げはアメリカそろばん教育リーグ会長の矢吹慎一さんが日本語、英語で行い、最高14桁まで珠算および暗算で行われた。
 小さな子どもたちがそろばんを操り、計算の正確性を披露、会場から感嘆のため息が漏れた。
 今回の大会には、2年連続珠算大会で日本一に輝いた宮城珠算学校の森淑史さん(15)=沖縄尚学高1年=と弟の啓夢君(11)=泊小6年=も参加した。2人ともそれぞれ出場した部門で優勝した。
 今年、創立60周年となる宮城珠算学校の宮城忍人校長は「珠算は計算器具だけの役割ではなく、学力向上にもつながり、世界各国で普及し浸透している。右脳を活性化させ、イメージアップや記憶力を養う」と述べ、珠算の取り組みを奨励した。(当銘貞夫通信員)