ラグビーの第3回県高校7人制大会は24日、名護市の21世紀の森ラグビー場で決勝トーナメントが行われた。決勝で名護が15-7で名護商工を破り、大会3連覇した。名護は7月に東京で開催する全国大会に派遣される。
◆エース永野 逆転トライ
15人制と違い1日に数試合をする7人制ラグビー。この日3試合目となった決勝戦でも、フィールドを縦横無尽に走り抜いた名護が3年連続の優勝をたぐり寄せた。
立ち上がり、準決勝で強豪コザを破り勢いにのった名護商工に試合の主導権を握られ、前半4分に先制点を決められる。この大会初めてトライを奪われた名護だったが、次第にボールをキープする時間が増え始め、前半終了間際に宮城洸希がトライを決めるもリードされ、試合を折り返す。
後半1分、エースの永野拓也が動いた。「自分がトライすることで流れが来る。自分のスピードならいける」。相手の厳しいマークをかいくぐり、右サイドを突破し、トライを決め逆転する。
その後は名護商工の攻撃を全員で止めにいき、後半5分にはさらに城間祐斗が追加点を挙げ、ゲームを決めた。
これまで全国大会では決勝トーナメントへは進出できていない。安里大吾主将は「予選リーグ突破が目標。そのために1日に何試合もできる体力づくりと失点しない試合づくりをしたい」と意気込んだ。
(屋嘉部長将)