【動画あり】「昨年は戦争の年だった。今年こそは…」 新しい年の平穏と繁栄祈り 波上宮でどんど焼き 沖縄


【動画あり】「昨年は戦争の年だった。今年こそは…」 新しい年の平穏と繁栄祈り 波上宮でどんど焼き 沖縄 月のしめ縄や昨年のお守り、お札などを焼く波上宮のどんど焼き=15日、那覇市若狭
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 正月のしめ縄や昨年のお守り、お札などを焼く「古神札焚上祭(こしんさつたきあげさい)」(どんど焼き)が15日、那覇市若狭の波上宮(渡慶次馨宮司)で始まった。参拝者は厳かに行われるたき上げを真剣な表情で見つめ、昨年1年の無事に感謝し、新しい年の平穏と繁栄を祈念した。

 どんど焼きは正月を締めくくる伝統行事。宮司が祝詞を読み上げた後、境内に設けられた祭場で縁起物などをたき上げた。波上宮によると例年約3~4トンの縁起物やお守りなどが納められるといい、今月末まで毎日、たき上げが行われる。

 小学5年の娘と訪れた女性(42)は「昨年1年の感謝と今年1年の家族の健康をお祈りした」と語った。さらに、「昨年は戦争の年だった。今年こそは戦争がなくなり、沖縄も戦争に巻き込まれることがないように願っている」と話した。(吉田健一)