マケイン氏、辺野古強調 普天間返還 宜野湾市長と会談


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ワシントンでの要請行動中に記者の質問に答える佐喜真淳宜野湾市長=26日、米ワシントンの国務省

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の佐喜真淳宜野湾市長は27日、ワシントンの米連邦議員会館で米上院軍事委員会のマケイン委員長(共和)とヒロノ委員(民主)と相次いで会談した。佐喜真氏は、日米合意から20年が経過しても米軍普天間飛行場の返還が実現できていないと指摘し「20年は長い。1日も早い返還が重要だ」と訴えた。一方で日本政府に求めている2019年2月までの普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)には触れなかった。

 会談でマケイン氏は「返還には移設先が必要だ」と指摘、辺野古への代替施設建設の必要性を強調した。同時に「普天間移設問題は、解決しなければならない大きな事案の一つだ」と述べ、返還に向け日本政府や宜野湾市と取り組んでいく意向を示した。
 佐喜真氏は27日、ワシントンでの要請行動の日程を全て終えた。佐喜真氏は会見で「多くの米国関係者に市民の生の声を直接、訴えることができたのは大きな成果だ。返還を必ず成し遂げなければならないとの思いが強くなった」と話した。
英文へ→Mayor Sakima of Ginowan discusses Futenma Air Station’s return with Senator McCain