prime

【記者コラム】時間に踊らされないように 当銘千絵(暮らし報道グループ)


【記者コラム】時間に踊らされないように 当銘千絵(暮らし報道グループ)
この記事を書いた人 Avatar photo 當銘 千絵

 これほどまで“時間”を意識して生活するのは、人生で初めてだ。私事だが2022年に第1子を出産し、23年12月に職場復帰した。毎日こなさなければならないタスクが多く、そしてそれらは大抵、制限時間がある。常に時間に追われている感覚だ。

 時間の使い道を自由に決められたころは、帰宅時間を気にせず仕事に没頭したり、たびたび友人らと一晩飲み明かしたり。思いつくまま弾丸旅行に出掛けたことも少なくない。

 結婚・出産を経た今、生活は一変した。毎日の食事の準備や洗濯物の量(愚痴の量も)2倍になり、息子の保育園への送り迎えも日課の一つに加わった。どれも特別なことではなく日常の延長なのだろうが、子育て1年生の私にとっては一つ一つが大仕事なのだ。時々、自由に使える時間が欲しいと切に思うが、夫や息子の笑顔を見れば、子育てと向き合える限られた時間に感謝し、大切にしようと思える時もある。

 仕事もしばらくは同僚や先輩のサポートを得ながら時短勤務をさせてもらっている。不規則になりがちな職業だからこそ、周りの理解や優しさに救われている。日々、感謝しかない。

 そして子育てしながらの勤務が始まった今一番の課題は、限られた時間内にどう業務をこなしていくのか。もちろん質を落とさずに。「今まで意識していなかったのか」と怒られそうだが、これまで以上に計画性とスピード感、高い目標を持って業務に取り組むことを意識したい。